9.20集会アピール


有事法制とイラク特措法の実施を許さず、 憲法の改悪に反対するアピール


先の通常国会は、有事法制、イラク特措法を強行成立させたことで、戦後史上、重大な汚点を残すこととなりました。有事法制は戦争に協力させる体制に全国民を組み込むものであり、イラク特措法は戦後初めて自衛隊を戦地そのものに派兵させるものです。
日本は、日本国憲法を無視して、内では国民を、外では自衛隊を戦争に駆り立てる法体系を整えました。
そして、これら一連の動きの総仕上げをはかるべく、総裁選を前にした小泉首相は、2005年を目途に憲法を「改正」すると、歴代の総理が敢えて憚ってきたことを公言するに至りました。私たちはまさに待ったなしの情勢と迎えています。

米英によるイラク侵略が世界中の反対を押し切って強行されたこと。有事法制が衆院9割や参院8割もの議員の賛成を経て国会を通過したこと。――これらの現実に直面して、武力や数の力が、結局は理性や良識を押さえ込んでしまうのかという思いに駆られる、との声もあります。
しかし、「9・11」から2年を経た今日、力の政策に走るアメリカ・ブッシュ政権とこれを全面支持する日本の小泉政権が、私たち「平和を愛する諸国民」とは決して相容れないことが鮮明になっています。アフガニスタンでは、いまなお米軍に対する執拗な抵抗が続いており、ブッシュ大統領が早々と「戦闘終結」を宣言したイラクでも、米英の占領支配に反対する闘いが燃えさかっています。そして、いまや米英の国内で、各々反ブッシュ、反ブレアの声が、彼らの再選はおぼつかないといわれるほどに大きくあがっています。

本日私たちは、イラク派兵と有事法制の問題点を学び、なお多くの課題があることを確認しました。そして同時に、市民団体、労働組合、市民が集い・交流し、今後にむけた新たな展望と決意を得ました。
いまこそ、憲法改悪に反対する全ての市民団体・労働組合・政党、そして個人が固く手を結び、平和と民主主義を脅かす政治勢力に全力で立ち向かいましょう。彼らを後押しする諸勢力・マスメディアの姿勢に大きく異議を唱えていきましょう。「反北朝鮮」の民族排外主義に反対しよう。憲法改悪の動きを阻止すべく、総力をあげて立ち向かいましょう!
上、決議します。


2003年9月20日
イラク派兵・有事法制の実施を許さない9・20大集会 参加者一同

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