イラク派兵と憲法改悪に反対するつどい・アピール



私たちは、世界の一人ひとりが平和のうちに生存することを求め、自衛隊のイラク派兵、憲法改悪、そして教育基本法改悪に強く反対します。

 米英両国によるイラク侵略から間もなく1年が過ぎようとしています。
 小泉政権は、「テロ特措法」による自衛隊艦船派遣に加えて、「イラク特措法」による自衛隊派兵を強行し、昨日は、陸上自衛隊主力部隊第1陣150名が出発して、陸・海・空、「三軍」が海外へ「出兵」するという、戦後史上未曾有の事態が私たちの眼前に立ち上がっています。日本国憲法をどこまでもないがしろにして日本を「戦争国家」へと導く小泉政権のこのような道行きを、私たちは断じて許しません。

 新たな階層分化を推し進め、グローバル化した企業の利益を優先する小泉政権の「構造改革」路線は、「戦争国家への道」と一体となって進められようとしています。『心のノート』や国公立大学法人化などに象徴される「教育改革」は、教育を「戦争国家」に従属させる手立てであり、「教育基本法改悪」の策動は、そのための総仕上げにほかなりません。私たちは、人びとから個人の尊厳を奪い取るこのような一連の動きにも、断固として反対します。

 イラク派兵を強行する小泉政権は、憲法を踏みにじる数々の行為を既成事実として積み重ねることで、「憲法改悪へのプログラム」を実体化させようとしています。「護憲勢力」が大幅に後退した昨年の総選挙の結果は、この流れを加速させ、憲法調査会の論議は「改憲ムード」をいよいよ煽り立てるものとなっています。こうした憲法情勢に対して、私たちはいま、「憲法改悪を許さない・戦争国家への道を許さない」という1点で、広汎な結束を創っていかなければなりません。そのために、私たちの一人ひとりが、今日、この時から、第1歩を踏み出しましょう。

 9・11から2年半を経過したいま、アフガン空爆は、アフガンの人びとを新たな苦しみへと追い込み、イラクへの武力侵略は、その「大義」が見失われ、新たな破壊と憎しみを増幅させています。このような事態を前に行われる「復興支援」の名のもとのイラク派兵は、一人ひとりがかけがいのない一人として生きることを求める世界の多くの人びとから、日本への信頼を失なわせる行為にほかなりません。

米英によるイラク武力侵略から1年となる3月20日、私たちは、意を同じくする世界の人びとと呼応し、日比谷野外音楽堂で行なわれるワールド・ピース・ナウ、国際連帯行動に参加して、新たな、そしてより広汎な結束への第1歩といたしましょう。

 以上、宣言します。

 


 2004年2月22日
 イラク派兵と憲法改悪に反対するつどい・参加者一同

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